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須賀敦子全集3のユルスナールの靴と岩田愛子さんのまっさらな靴は今日だけのもの
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須賀敦子全集3と4
ずっとちびちび読んでいる、須賀敦子さんの全集。3はユルスナールの靴から始まる。
帯には「足にあった靴さえあればどこへでも歩いて行ける。」とある。
このフレーズは私の心をさざ波だてる。
いつかヨーロッパを旅行したときにパリであった人に
「あなたも旅をする人なんだね」と言われたことがある。
言われて、自分でも自覚しないように隠していた気持ちを言い当てられて、
ハッとしたような気持ちになったのを思い出す。
そしたら、姫路の岩田愛子さんの写真と文の本が送られてきました。
「まっさらな靴は今日だけのもの」・・・あぁ、確かに。
まっさらな靴は自分の足に会わせて靴屋さんであつらえたもの・・本当に自分だけの物。
その靴に初めて足を通し、歩き始めた気持ちを写真と文で綴っている。
写真は足先だけを写しているが、すごく昔、足先だけの人々の、
いろんな靴をはいた人々の絵を学生のときに描いたのを思い出してしまった。
2冊の異なった本になぜか同じような気持ちがあって、
やっぱりさわさわとさざ波立つ私だった。