SPAIN tabi セビージャ(セビリア)

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旧市街にあるホテル。
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ホテルの中庭
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街路樹のオレンジの木、背が高い
マドリッドから2人が帰国して6人から4人旅に。11時台の飛行機でセビージャへ。ここでは2泊。これで今回の旅は終了。
ホテルは旧市街地にあるので車が入れない。路地を抜けてホテルに入ると南国らしい建物。
太陽のまぶしさもちがう。気温もちがうけど、寒波が襲っているときだったらしく、ジャケットは脱げない。現地の人もオーバーコートを着てる。本来はもっと温かいところなのだそうだ。

セビージャでの目的は、マリナレダ村に行くこと。1日かかるのでそれは明日ということで、セビージャの街を散策。
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サングリア
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クリスマスのお菓子たち
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1階がイベリコ生ハム専門店
お昼ごはんに入ったバルで、サングリアを飲む。写真は省略して、食べたものメモ、牛のテールの煮込み、コロッケ、いろいろきのこの煮物、ポテトサラダ。このタパにカスカスのパンがついてくる。煮込みのスープを思う存分吸えるようなパン。
パンの役割がはっきりしてて、やっぱり食文化なんだろうなぁと思う。
カスカスのパンを単体で食べるのは苦労しそうだけど、食事と一緒であればすごく適してて、嫌いじゃないし、美味しいとおもう。
また散策しながらお菓子屋さんで立ち止まり、ウィンドーを眺める。クリスマスのお菓子がいろいろ。
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ドライシェリー
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生ハム
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焼きぐり
散策しながら隊長に連れて行かれたのは生ハム専門店で、イベリコ豚の生ハムを作っている生産者の直営店。ドライシェリーと生ハムをいただく。ナッツのような香ばしい味が旨い。さすが「ハモン イベリコ デ ベジョータ」。イベリコ豚のなかでもドングリを主体に育って、さらにコロコロに太ることができた豚くんだけにつけられる。ちなみにベジョータ(Bellota)=どんぐり(日本の椎の木ではなくコルクの樫の木の実)

散策途中、焼き栗屋さんで、焼き栗を買う。おいしい♪3ユーロ?で10コは入ってた。

通りの向こうでアコーディオンをひきながらベサメムーチョを歌うおばさんの声が聞こえる。
母達に年代の人が聞いたら、あら懐かしいわね。というはずの曲。母達の青春時代はラテン音楽もはやってたから家にもずいぶんレコードがあったからなのか、聞き覚えのある。
なので、中南米?メキシコ?の曲と思ってたけど、そうかぁ、スペイン語圏だ。

そして、明日のマリナレダに向かうためのバスターミナルにいき、切符の手配。
4人たて並びで歩いていると、ちょっと離れた後ろからやせたお兄さんがついてくる。
ずっとついてくるので、ポリスの居るところで少し立ち止まったら、どこかへ居なくなった。
こんなこともあるよな。と身がひきしまる。

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満月?
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晩ご飯
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???
ここに来るまで、ほぼ毎日移動して、行くところがあったけど、移動はあったけど、はじめて半日、目的もなくぶらぶら。不思議な開放感?と手持ちぶさた感もありつつ、修学旅行の自由行動のような感覚がよみがえる。

1度ホテルに帰り、昼寝して、夜のバルへ。
バルセロナで見た半月が、とうとう満月になりそう。

お昼もそうだったけど、人気の店はどこも混んでいる。道路にはみ出しても当たり前のようだし、中でぎゅうぎゅうになってても良い感じ。
通りかかり、おじさんがあっという間に3人組で歌ってた?人たちの仲間に??

晩ご飯で食べたもの。
1軒目はトマトとツナのサラダ、薄切りのなすのあげもの(チップス)ハチミツかけとシェリー酒
2軒目はタコ入りのお好み焼きのようなもの。小さいイワシのフリット、マスのソテーとシェリー酒

なすチップのハチミツかけは、くせになりそうな味。どっちも味を知っているけど組み合わせて食べるのははじめて。トマトは日本のように糖度があがったトマトではないけれど、旨味があっておいしい。断然こちらが好み。

明日はスペイン最終日・・・
続く
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なすのハチミツがけ
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トマトとツナ
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お好み焼きというかチヂミ?と小イワシのフリット

SPAIN tabi エステパ経由マリナレダ村へ

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バスターミナル
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エステイパのインフォメーション
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日差しが・・・
最終日、マリナレダ村へ。バスで1時間半ほどセビージャからグラダナ(マラガ?)方面へ向かい、エステパという街で下車。行く前に隊長が「エステパ、お菓子の街らしいよ」といってた通り、バスをおりてすぐなにか甘い匂いが。バスターミナルの横にすぐパナデリアがあったけどしまっている。
バスターミナルから大きな通りにでて歩くと、Iのマークのインフォメーションが。行くとしまっている。壁面には街の名物のお菓子の写真。確かにお菓子の街。

この日はとてもお天気が良くて、日中は上着がなくても大丈夫なほど。16度以上はあったように思う。日差しがまぶしい。
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お菓子屋さんの周遊?バス
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お菓子ミュージアムも併設されているお菓子屋さん
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向かいにも大きなお菓子屋さん
もう少し歩くと子ども達をのせた小さなバスが。手を振ると手を振ってくれた(笑)
このバスはLa Estepena(ラ エステペーニャ)という街の名前のついたお菓子屋さんのバス。お店の中にはお菓子ミュージアムもあって、平日だったので学校の見学学習だったのか、子ども達がいっぱい。
お向かいにも白いお菓子屋さんがあって、こちらはひっそり。お菓子を一つくださいというと、ひとつだったらあげるというので、遠慮なくいただき、みんなで試食させてもらった。
両方のお店でそれぞれがお買い物。
ここでレモンのコンフィにホワイトチョコがけ、シナモンをふったお菓子を購入。めちゃくちゃ美味しい♪少し買ってきたけど、もっと買ってくれば良かった。という唯一の後悔が残ったお菓子。
ちなみにここには256軒のお菓子屋さんがあるらしい。

ここからあとはマリナレダ村まで車で10〜15分の距離。
バスは日に数本なので、タクシーで向かう。

来るときのバスの風景にもドキドキしたけど、一面見渡す限り、遠くの地平線までオリーブ畑が続く。こんなに単一品種の畑を多分見たのははじめてかも知れない。丘のうえもどこもかしこも、森もなく川もない。
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メインの通り
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ハイネッケン??
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村のおばぁちゃんに遭遇。
私の今回の9泊11日間の旅の一番の目的は、この村にくること。
いったいどんな村なのか訪れてみたかった。
昨年NHKで放送されたマネー特集の2回目に登場したこの村.この番組を注目していた訳じゃなく、本当にたまたま。(3回目には世界で一番貧しい国の大統領のウルグアイのムカヒ元大統領もでていた)
スペインという国の中にあって、人口3000人にみたない村が全くちがう手法で村を運営している。
失業率の高いアンダルシアの村で失業率0で、土地は村の公共財産であり、失業している人は村のオリーブ工場で働ける。家も学校も、また村でとれた野菜なども低価格。おまけに警察もいない、平和な村。へぇ〜〜すご〜〜い。と思ったので、なにか本がでてないかなと探したらありました。「理想の村マリナレダ」ダン・ハンコックス著イギリス大手の新聞社のジャーナリストが描いた本。今までと今とこれからの課題も描かれていて、非常に興味深い。
単なる絵描きの自分がなにかできる訳じゃないけれど、なんだか村の空気を吸ってみたいな、と不思議な気持ちがでてきちゃいました。
隊長にご相談したら、行ってみてもいいよ、とのお返事をいただき今回の旅になった訳です。

という前段があり、村に到着。「この辺が街の中心だよ」とおろされたけど、なかなかどうして、何もない(笑)一瞬とまどいましたが、メインの通りを歩くことに。
小さなバルがあって外で若者達がのんびりカードゲームをしてる。観光客などおよそ来ない村にあって、あれ???とおもったろうな。さて、バルにはハイネッケンがあるけど、スペイン産のビールは見当たらない。流通も独特なのかしら? 

またてくてく歩くと、民家の前で2人のおばぁちゃんが立ち話。のろのろ一番後ろを歩いてた私と目が合ったので、ニコニコ会釈をすると、ふ〜〜〜とよってきて、ほっぺにチュッチュッとご挨拶のキス。ニコニコなにか言ってるけどわからない。雰囲気は「あら〜〜あんた達、なんでこの村にきたの〜??ナンにもない村なのに・・」みたいなことを行ってた雰囲気。日本の村のおばぁちゃんと変わらない。隊長が「村にレストランかバルはある?」と聞くと先に寄ったところくらいかなぁと言う返事。ありゃ〜。
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ずっとずっと歩くとスローガンが描かれた壁画がたくさんでてきた。これは州?からお金をもらって作られたお墨付きの壁画ゾーンのよう。(そのように描かれた看板が)
隊長に主なところをと読んでもらいつつ見て行く。過激なものから柔らかな表現のものまで。おおよそは「みんなのために、平和のために、理想を絶やすことなく・・・・」みたいなことだった。
お昼時だったこともあり、人通りも少ない。ほとんどの人はうちでご飯食べてるんだなぁ〜という時間。
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スポーツ施設?の看板に
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村役場のはず
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オリーブ工場
村役場もお昼はしまっていて、いつ開くのかも分からない。(平日ですが)オリーブ工場がすぐ近くにあって、その横にあったパナデリア兼バル兼サッカーくじ?のお店でコーヒーを飲む。
隣のオリーブ工場で働いている人や近所の人が何人かきていて、お酒(なんだろう?)を飲んでいる。お昼休みが長いからな。

あのおばぁちゃんたちもどっかで用事をたしてきたのか、このおみせに寄ったけど、すぐ行ってしまった。
数時間ほど滞在して、村で唯一のタクシーをこのお店から呼んでもらった。
村の外は広大なオリーブ畑が広がる。やっぱり違和感満載(笑)
帰りはエステパじゃなくて、列車で帰るべく、オスナ(だったか?)まで。
こんな私の探検につきあってくれて連れて行ってくれた隊長とおじさんとホッシーありがとう♪

マリナレダ雑感>
帰りのタクシーの運転手さんはもう65才で、この村で生まれ育った。20代の頃に変わり始め40年。その間に村も変わったけど世情もどんどん変わって、今はいろいろあるみたい。外側から見て思うことと、ずっとその中に居て思うこととのギャップがいろいろでてきているのかなぁ。良いと思われたシステムも、どんどん変わる世の中にあって、これは絶対・・・とうものはないのだろうな。とか、自分たちの住んでいる民主主義のシステムも知らないだけでかなり怪しいシステムに落ちているんだろうな?と感じたり、2極化されている資本主義もすでにほころんでいるし。

そのうえで村を理想の村にするべく、40年前に立ち上がった村長さんや村人達のエネルギーを思うと、すごさが跡から沸いてくる。本にもあったけど、政府を批判しつつ、国や州の利用できる制度はしっかり利用して(これがかなり複雑に入り組んでると本には)、そのうえで、決める意思は自分たちにあるんだという姿勢。お金に惑わされて搾取し続けられてきた人たちにとっての理想の形なのだろうな。またそれを許している州や国のあり方もまたユニーク。スペインの歴史の奥深さを感じつつ。
壁画の一つには「まだまだこれから・・・」とある。
どんなにハードを強めても生ものなソフトが意志を持って育たない限り、限界がきてしまう。そんなことも感じた。人のやることだからなぁ。

余談になるけど、元旦に作家の高村薫がTVのインタヴューで「新たな価値観(たとえばGDPとか成長とかではなくて)でもって国を作る。それを日本にやってほしい。」みたいなことを話してたけど、ほんとに価値感の転換がどこかで必要なのだろう。子どもの将来やいつか生まれてきてほしい孫の孫たちの幸せをどう考えるといいのだろう・・・

とかとか、私の本職は絵描きですから!!!!胃腸を鍛え直して食いしん坊の汚名挽回しなくては。

続く